†熱い友情?†




仲がいいなって思ってたんだ
なんやかんや言ってもちゃんと付き合うし
俺もあんな風に
仲良くなりたいな…



†熱い友情?†



夏休み明けの東都大。
今日もまたいつもの光景が繰り広げられようとしていた。
快斗と新一が校門に着いた時、そこにはいつものように彼らがいた。

「くど〜〜〜〜vvvv」
「黒羽君!!」
「「………………」」

もう恒例化しすぎて突っ込む気にもならない。
だが、突進してきた彼らにだけは我慢がならなかった。
快斗はまだ怪我が完治してしないのだ。
それなのに、こんなやつらに触られたりしたら…。

「俺の快斗に触んじゃねえ!!」

グシャバキッっと吹き飛ぶ服部と白馬。
小気味良いほどよく飛んでいった。
それを見て快斗が一言。

「仲いいな〜」
「「「「……………ぇっ?」」」」

周りにいた人たちがずっこける中、慌てたのはそれを聞いた新一である。
あんなやつらと仲いいと思われるなんて心外だ。

「快斗。俺とあいつらは仲良くない。むしろ最悪だ」
「……ぇっ?そうなの?だって、いつも拳(足)で語り合ってるだろ?だから仲いいじゃん」

なんでそうなる、黒羽快斗。
まさにIQ400の神秘。
新一はため息を吐くが快斗は続けた。

「新一俺とは全然喧嘩とかしないだろ?だから、いいなって…」
「快斗…。俺はお前のこと大切に思ってんだ。だから拳で語り合うのはなしな」
「新一……」

新一の言葉に感激した快斗は新一に抱きついた。
抱き締め返す新一。
周りからわぁっと歓声が上がった。
こうして快斗の中の誤解は膨らんだまま終わった。
(あれ?何か忘れてるような…気のせいか)







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