krkの真太郎誕ネタ

2013.07.07.Sunday

先輩たちが貰ってきたらしく部室には七夕の笹があった。
神頼みとはこの部に、らしくないっと思って短冊を見ればほとんどが彼女が欲しいなどだった。意外に先輩方は自分に正直だ。
名前を書かなければ分からないと思って、私も部室に置いてあった短冊に願い事を書いた。友達から大切な人に変わった今年。幸い、部活がない。

「“今年ぐらいは一緒に過ごせますように”――っと」


 * * *


「お前は馬鹿なのだよ。いつでもお前の我儘ぐらい付き合ってやるのだよ。」
「え…?真太郎」
「短冊に書いただろう。お前の字ぐらい分かるに決まってる」

7月7日、日曜日。恋人になって初めて、貴方と迎える誕生日。我儘も短冊に書けば叶うことが知った七夕の日。

「お前と これからも、ずっと一緒にすごしてやるのだよ」
「うん!誕生日、おめでとう。真太郎」


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