一ページ目


■一ページ目


「おぉ!千鶴くん、ちょうどいいところに」

それは三月三日、桃の節句の日こと―――
千鶴は、屯所内で近藤に呼び止められたのだった。

(近藤さん――)
「はい、」

「今日は雛祭りだろ、こいつをな――」
そう言って近藤は千鶴に、小さな包みを渡した。

「あ、ありがとうございます。」
(節句菓子かな?)

少々戸惑い気味に笑う千鶴と満足な笑みを浮かべる近藤――

「おお、そうだ総司にも分けてやってくれ」

去り際に言われて、千鶴は「分かりました」と
(ん?でも沖田さんにも??)
節句菓子を頂いたのは分かるがここでなぜ
沖田が出てきたのか疑問に思いつつ
言われた通りするため沖田を探すのだった。




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