■二ページ目
「沖田さん――」
千鶴は、いつもの縁側で柱に寄りかかり眠る沖田を見つた。
しかし、起こすこともできず
沖田が目を覚ますまで、どうしたものかと考え意を決して
「んー、どうしよう。
お、お隣で待って…「へえー
一体、隣で何する気――」
冗談交じりに寝込みを襲うとか?と不敵に笑う沖田。
千鶴は沖田が起きていたことに対し驚き、
「!、何もしませんよ」
思わず大きな声で返答をしてしまった。
「近藤さんにお菓子を頂いたので一緒にと――
(そしたら、沖田さんが眠っていたので)
待っていようかと 」