レモン&雷牙



「ライライライライぃ〜!
これっ、書いて♪」
「…短冊?」
「そう、短冊っ!今日は七夕、知ってるでしょ?これにお願い事書くんだよ♪」
「いいけど………」
「…ふんふん、ナニナニ?
あんまり女が寄って来ないでほしい?
なにこれ!?世の中の男子に対する嫌味なお願いだね!」
「ウザったいから」
「ライ…結構ヒドイね…。
てかアタシも女だよね?」
「お前は女てか…別もんだな」
「っ!!かなりヒドイ!!アタシって女以下だったんだね…」
「お前は俺の「ライのバカぁぁぁぁ!!」
「…泣くなよ」
「だって、だっ…てぇ、うっヒック…ライがヒドイぃぃ…」
「あぁ…言い方が悪かった…のか…」
「うぅぅぅっ…」
「レモン、お前は俺の一部だから、居なきゃならねぇモンなんだよ」
「ふぇ…?」
「なくなったら困んだよ」
「アタシはライに必要なものなの…?」
「ん」
「ホント?」
「ん」
「へ…えへへへー♪
ライ好きー、大好きぃ〜!!」
「!…あぁ…」
「あのねあのね、アタシはねっ、ライがもっといろんな人と仲良くなれますように、って書いたんだよ♪」
「…今のままで十分…」
「んもう、照れなくていいのにっ♪」
「はぁ…」


上がり下がりの激しい単純おバカなレモンと、レモンには案外心を開いてる雷牙。
肝心の答えが答えになっていません。


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