(青黄/桐皇黄瀬) 「本当に二人は仲良しなんですね」 「そんなことねぇよ!」 「そんなことないっスよ!」 「す、スイマセン!」 僕──桐皇学園一年、桜井良の目の前で繰り広げられる日常。 キセキの世代、青峰さんと黄瀬さんの、言い合い。 「大体あれは青峰っちが悪いんじゃないスか!」 「何寝言言ってんだよそれだから補習なんだよ。あれはテメェの位置が悪かったんだろ!なぁ良!」 「はぁ?アンタもいっつも補習じゃないスか!あれはどう考えてもアンタが悪い!ねぇ桜井っち!」 「え、ええと…」 何の話か全く分からない。あれって何ですか。さっきから聞いているけど、さっぱり内容がわからない。 ふたりはすなわち、あれで内容がわかってるわけで。…それってつまり。 「…本当に仲いいですね」 「「そんなことねぇよ!!」」 「スイマセン!」 でもやっぱり、その言葉は信じられない。 説得力0の主張 |