拍手ログ01 ―ある日のバーン様 「バーン、君に、かくしていたことが、あるんだ、」 少し俯いたガゼルは、ひどくしおらしくて、どうしたんだと対応につまる。 「…何だよ、」 ほんの少し身構えてそう聞けば、ガゼルは静かに俺と目を合わせて。 「私、ほんとは女なんだ、」 「…は?」 ガゼルの頬は真っ赤に染まっていて、目は潤んでいた。 嘘は、言っていない。 いやでも、まて。ガゼルが女だなんてそんなはずないだろ。 「お、お前何言ってんの?」 いやいやいや、でもガゼルのやつ口を開けば可愛げなんてないけど、顔は可愛いよな。声も俺やグランと違って高いし。 そういえば一人称 私 だし。 え、じゃあほんとに?ほんとにガゼルって…、 「バーン?」 「うお?!」 俺がぐるぐる考えている間に、ガゼルは俺の顔を至近距離で覗き込んでいて。 「お前、ほんとに女なのかよ、」 うっかりそう尋ねれば、ガゼルは困ったように笑って、こくんと頷いた。 「確かめてみるか?」 「え?」 俺がまだ信じきってないからか、ガゼルはそう言うと俺の手をそっと掴んだ。 そして自分の胸に、俺の手を誘って―。 ▼ 「ガゼルっ!」 朝早い時間からバーンが私の部屋のドアを叩く。 名前通り喧しいやつめ、とため息をつきつつ仕方なくドアを開いた。 「なんだ朝から騒々しい、」 不機嫌なのを隠しもせずにそう聞けば、バーンは開口一番。 「お前結局男?!女?!」 怒鳴るようにそう言われ。 とっさにノーザンインパクトをくれてやった。 後から私が女だと告白してきた夢を見ただのなんだの言い訳をしていたが、お前の夢の話に、私を巻き込むなと、もう一度ノーザンインパクトをお見舞いした。 --------------- 初代拍手^^ くだらないネタですいませんでした…! |