10.07.19.
▼記憶喪失
南涼
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「だれ…?」
ぼんやりとした、でもどこか不安そうな顔でそう呟いた風介は、何ひとつ、覚えていなかった
俺のことも、ヒロトのことも、もちろん、自分のことすらも
「風介、」
あれから数日がたっても、風介の記憶が戻る気配は全くなくて
まだ名前にすら馴染めないのか、風介は呼びかけても曖昧に笑う
俺はもう、それに耐えられなくて
ぼろりと、涙が零れた
「はるや…、」
風介が眉を下げる
記憶の戻っていない風介に負荷をかけちゃいけないとわかっているのに
涙は止まらなくて
「ごめんなさい…、」
俺の服をそっと握って、そう小さく呟いた風介の頬を、涙が伝った
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ぎんたまのアニメで銀ちゃんが記憶喪失になる話をやってたから…つい…
晴矢が記憶喪失でも美味しいと思うのです
今度ちゃんと書きたいです^^