11.04.20.
▼三つ巴
加椿←安?
→
※ 安←椿←加からの加椿←安
※ 安形が黒い
俺じゃだめですか。
今はまだ忘れられない人がいる、と涙を流すあの人の細い身体を抱きしめて、耳に吹き込むように囁いた。
いつか必ず、俺が一番になります。
俺の声も、震えていたと思う。
あの人は、期待している、と少しだけ笑った。
「やっぱさ、自分のモンとられんのは癪なんだよな、」
間延びしたような声は、けれど敵意を剥き出しにしていた。
口元は笑っているのに、目は全く笑っていない。
その男の腕の中で、正面から抱き込まれたあの人は、引き攣った顔で固まっていた。
「かい、ちょう…、」
あの人の震える声が、男を呼ぶ。
男は少し身体を離して、あの人を見つめた。鼻先が触れるほど顔を近付けて、ふっと目元を緩める。
「会長は、お前だろ?」
なあ、椿。男が、あの人の名を呼ぶ。
あの人の肩がびくりと跳ねた。
俺は何も言えず、ただ、ふたりを見つめて立ち尽くすことしかできなかった。
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…くらっ
椿ちゃんの一番は希里くんです
安形はまだ自分の気持ちがわかってません
希里くんはまだ自分が一番になれたという自信がありません
みんな不器用
また続き書きたいです^^