小話 | ナノ


10.11.13.

アンドロイドぱろ
南雲とガゼル



 
※アンドロイドぱろです
※南雲とガゼル




「―ガゼル、」

俺の声に反応して、ガゼルの瞼がゆっくりと持ち上がる。
あらわれたのは海のような色彩の、硝子珠のような瞳。

『マスター、』

全く機械じみたところのない、透明感さえ感じられるボーイソプラノ。
鎖骨に刻まれた「DD-10」の文字さえなければ、誰もガゼルのことをアンドロイドだとは思わないだろう。
それほどまでに精巧な、アンドロイド。

それが、ガゼルだった。


ガゼルと出逢ったのはおよそ1週間前になる。
研究所内でも極一部の人間しか立ち入ることの許されない研究室で、ガゼルはずっと眠っていたらしい。
ガゼルの存在を知っているのも上層部の連中だけで、数年前から研究が続けられていたそうだ。
なんでもガゼルを作ったのは同じジェネシスプログラムを搭載したアンドロイドらしく、しかしそのアンドロイドがガゼルを完成させる前にエラーを起こし完成していない、だとか。
一般研究者でしかない俺はそんなこと全く知らなかったのだが。

あの日、なぜかガゼルは俺の前で目を覚まし、ぼんやりとした硝子珠の瞳に俺をうつした。
そして、小さく口を開いたのだ。
『マスター、』と。
何が起動を促したのかは俺にもわからない。
ただひとつ。その日から俺は、ガゼル専属の研究員となったのだ。



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という、研究者南雲とアンドロイドガゼルのお話が書きたくて書きたくて、色々考えてるうちに設定がぽんぽん浮かんでしましまして…(笑)
更新久しぶりすぎて…orz


以下ねためも

・南雲
24歳くらい
大学でてすぐくらいの下っ端研究員

・ガゼル
外見年齢は14歳
ダイヤモンドダストシリーズ第10号
アニメガゼルをちょっとぽやん、とさせたかんじ
基本的に不完全なのでぼんやりしたかんじです

・基山
南雲と同期で友人、でも研究所所長の御子息様とか

・グラン
基山が連れてるアンドロイド
ガゼルと同じくジェネシスプログラムを搭載したガイアシリーズ第11号
色々知っているらしい


バーンと涼野の設定もあるけどそれはまたおいおい^▽^


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