小話 | ナノ


10.09.14.

風っこ
吹雪と風丸と涼野




※南涼、豪風、染吹前提で吹風涼
※友達以上恋人未満な雰囲気で



晴矢と喧嘩をしてしまった。
まあそれはよくあることで、その後私が風丸と吹雪の元へ逃げ込むのも、ほぼ習慣となってしまっていた。

「また喧嘩したのか?」

風丸が私の頭をぽんぽん、と撫でて。

「はい、涼野くん、」

吹雪が私にチョコレートを差し出す。
これ新商品なんだよー、とふんわり笑う吹雪にそのチョコレートを食べさせてもらって。
私はようやく一息ついた。

「ありがとう、」

もごもごと口を動かしながらそう言えば、吹雪はまた笑って、今度は風丸にチョコレートを差し出した。

「はい、風丸くんも、」

「お、さんきゅ、」

風丸は吹雪から受け取ったチョコレートを口の中に放り込んで、これうまいな、と笑った。

「涼野くんもう1こ食べる?」

こくん、と頷けば、吹雪は私にチョコレートを差し出してくれて。小さく開けた私の口に、ころりとチョコレートが転がり込んでくる。
風丸も吹雪もいつも優しいのだけれど、晴矢と喧嘩した後の私には、特別優しい。
この甘やかされているかんじがくすぐったいのだけれど、なぜかだか妙に安心できてしまうものだから。

晴矢が迎えにきてくれるまでの数時間、私は風丸と吹雪とのんびり過ごすこの時間が好きなのだった。



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風っこでガールズトーク的な^^
男の娘トーク…?

嫁たちが仲良しなの美味しいです^^
なんとなく3人でほのぼのしてるのが書きたくなって…!
これもいつかリベンジします…
最近そればっかりだ…orz


ちなみに私の中では吹雪>風丸>涼野で涼野が一番右側ですが、お互いにお互いを可愛いと思ってるような百合百合したのが好きです^^*




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