小話 | ナノ


10.09.13.

大学生
南涼



 
※大学生ぱろ
※一緒に住んでる


「今日は疲れた、明日も朝早いんだ、」

そう言って、風介はベッドにダイブした。
おいおい、まだ12時だぞ、日付変わったばっかりだぞ、おかしいだろ。

「おい風介、寝るにははえーだろ、」

「君と違って、明日は1限から講義なんだ、」

その前にレポート出しに行きたいし、と風介は寝返りをうって俺から顔をそらした。
確かに俺は朝の講義はめんどくせーからとってねーけど、いくらなんでも早すぎだろ。
朝イチったって9時じゃねーか。

「何時に起きるんだよ、」

「…7時、」

「7時間睡眠って小学生じゃねーんだから、」

と、からかうように言うと、風介はぐるり、と俺のほうへ身体を向けてきた。
ほんとに眠いようで、目は細めてるし、眉間には皺が寄っていた。

「今日は疲れたと言っただろう、」

寝かせろ、と、また身体を反対方向へ向ける。
どうにもこの一方的な態度が気に入らない。
ちょっとくらい俺に付き合ってくれてもいいじゃねーか。

「ふーすけ、」

風介の隣に寝転び、背中から抱き締める。細い腰に腕を回して、首筋に顔をうずめた。
何も言わず、抵抗すらしないからいいのかと耳に舌で触れたら。

「…晴矢ッ!」

「いってー!」

がつん、と後頭部で頭突きをくらった。
この石頭。いてーじゃねーか。
風介に抱きついていた間に眠気がでてきてたのに、この一撃で完全に吹き飛んだ。
もうこうなったら風介に付き合ってもらうしかねーよな。
身体を横向きにして目を閉じ、完全に寝る態勢の風介に馬乗りになって、両手を押さえ込む。

「…晴矢?」

あんだけの頭突きをしておきながらすでに眠そうな顔の風介ににこりと笑ってみせる。

「ま、しばらく付き合えよ、ぐっすり寝られるようにしてやるからさ、」

「なっ、晴矢、待て…っ!」

とりあえず、鎖骨にひとつ、痕をつけてやった。



翌朝、結局寝坊した風介はひどく怒ってて。
散々怒鳴ったあと、思いっきり蹴られた。


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あれ、明日早いから寝る、って言う涼野が気にくわなくて睡眠を妨害する南雲を書くはずが…
寝させろバカ!って言わせるはずが…あれ…

リ、リベンジリベンジ…

これ南涼よりバンガゼっぽいですよね^^^^
ケンカップル^^




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