小話 | ナノ


10.08.11.

こどもたち
3top





※幼少ぱろ
※ほんのり暗い



俺の母親は無関心な人だった。
俺に一切興味がなかった。
俺が何を言っても無関心。
俺が何をしても無関心。

そうまるで、俺はいないかのようだ。

ある日俺は捨てられた。
お日さま園というところに、捨てられた。

母親は俺に無関心だったというのに。
俺はその日、涙が止まらなかった。



私の父親は暴力的な人だった。
私が何をしても気に入らなかったようだ。
私が何かを言えば殴る。
私が何かをすれば蹴る。

そうまるで、私は何をしても壊れない人形のよう。

ある日私は保護されたらしい。
お日さま園というところで、預かることになったそうだ。

父親は私に暴力しかくれなかったのに。
私はその日、ただただ淋しかった。



俺は両親の顔を知らない。
俺は両親に会ったことがない。
俺は両親と話したことがない。

俺は、ひとりだった。

物心ついた頃から、俺はお日さま園にいた。
それを不思議だとは思わなかった。

だから、お日さま園が、俺の家で、俺の家族だった。



----------
そんな晴矢と風介とヒロト
が、書きたい、なあ…と^^

晴矢は放置されてた子
風介は虐待されてた子
ヒロトは両親を亡くした子
…です

一応リュウジと治も設定だけはあったり^^
いつかちゃんと文章にしたい…!






人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -