小話 | ナノ


10.08.04.

キスのシチュエーション02
豪風





ポッキーを食べていた。
豪炎寺は日頃、こういった菓子をあまり食べないらしく、物珍しそうだった。
ぽりぽりとポッキーをかじっていると、豪炎寺が俺をじっ、と見ていて。

「…なんだ?」

「チョコ、ついてるぞ、」

と、小さく笑いながら、俺の唇についたチョコを拭った。
かっ、と頬があつくなって、自分でやる、と身体を離そうとしたら、いつの間にか豪炎寺の腕が俺の腰に回っていて。
そのまま触れるだけのキスをされた。

「甘いな、」

自分の唇を舐めながらそう言う豪炎寺に、無言で俺からキスをした。



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キスのシチュエーションシリーズ

このふたり…恥ずかしい…
もっと豪風書きたいな





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