10.07.30.
▼お題02
バンガゼ
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「ひとりでいるほうが気が楽だ、」
それが本心でないことくらい、わかってたんだ、昔から。
ガゼルは、ヒトリが怖いんだ。
だって俺も、そうだから。
「ようガゼル、」
「…何しにきた、」
「いや別に用はねーけど、」
淋しがってるかと思って、と口端を上げて聞けば、思いきり睨みつけられた。
「ふざけるな、帰れ、」
その言葉が本心じゃないのもわかってる。
わかってんだ、全部、全部。
「隣りにいてやってもいいぜ?」
ガゼルは微かに頬を染めたあと、勝手にしろ、と呟いた。
―隣りにいてやってもいいぜ?
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お題は確かに恋だった様から
バンガゼはお互い依存してても美味しいと思います