小話 | ナノ


10.07.28.

かごのことり
南涼




※遊郭ぱろ



「晴矢が逢いにきてくれないのなら、私は死ぬ、」

華奢な身体を包む鮮やかな色彩の着物の袖から、すらりとした白い腕が伸びて、そっと俺の頬を撫でる。
ふありと笑った風介は、そのまま甘えるように俺の首筋に腕を回し、しなだれかかるように抱き着いてきた。

「いつか、いつか必ず、お前をここから連れ出してやるから…っ、」

風介の華奢な身体をきつく抱きしめる。
ふありと、甘い香が薫った。



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曽/根/崎/心/中みたいな話か、夢/み/る/こ/と/りみたいな話が書きたいな
と、思った結果

遊郭美味しいです^^






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