【女神です】


翔陽と別れて研磨と一緒に体育館へ入ろうとすると、後ろから虎くんの変な声が聞こえて振り返ると虎くんがこちらに向かって走ってきた。



『おお、虎くんどうしたの!』

「っか、女子、美人、で…!俺のっ、ハーゲン…!」

『え?なに?』

「っく、」



興奮しているのか、まともに会話が出来そうにない虎くんの顔を覗き込むと、ハッとしたような顔になってから凄い勢いで両手を掴まれた。顔真っ赤っかだ。



『っえ』

「音駒にも!マネはいる!!」

『うん?』



それだけ言うと虎くんは、うおおおおと叫びながら行ってしまった。一体何なんだろうと虎くんの居たほうに目を向けると、目に入った人物に息を飲んだ。


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