『ツッキーツッキーツッキー』

「…うるさいんだけど」

『ツッキー暇だよ構って』

「僕は暇じゃない」

『えー』



中々こちらを見てくれない月島に段々と悪戯したい気分になって、そろりと近付くと肩に手を置いて顔を覗き込むように頬に口付けた。
すぐに離れて反応を伺うと月島は少し口を開けてこちらを見ている。



「……は、」

『あ、やっとこっち見た』

「………」

『ツッキー、かまってよ』



笑ってそう言うと、少しムッとした月島が私の肩を強めに押してきた。突然のことに上手く体勢が取れなくて頭を強く床で打ってしまった。



『いったい!!』

「構って欲しかったんデショ?」

『は、ちょ、待って』

「待たない」



上に覆いかぶさってきた月島から逃げられることは出来なかった。


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