陽の指輪




『金環日食だって!月曜日!』


石「あれだろ?あの太陽がリングになるやつ!」


吉「すごいよねーあれ!」


井「絶対見るよなー!」


宮「朝起きれるかなー」


柳「僕も起きれるか心配です」


『私も私もー』


石「普通に学校あるんだから、普通に起きろよ」


吉「私ちゃんと専用の見るやつ買ったよ!」


堀「私もー!」


井「?…あれ普通に見ちゃダメなの?」


『え、秀何言ってるの?』


石「あれ普通に見たら目の網膜が傷付くらしい」


宮「も、もうまくが…」


堀「宮村意味わかって言ってる?」


『あれもうどこ行っても売り切ればっかり』


井「ま、まじで?」


『私が秀の家まで行くから一緒に見よう』


井「いいの?よっしゃ!」


柳「目覚まし二つセットしようかな…」


石「起きれなかったら悔しいもんなー」


吉「私も念のためにお姉ちゃんに起こして貰おうかなー」


堀「7時だからいつも通りに起きれば大丈夫よ」


『7時なら大丈夫そう!』


宮「あ、でも見忘れても来年あるし!」


『「「「「「は?」」」」」』


宮「え?」


堀「は、はは!冗談よね!」


宮「え?来年も見れるんでしょ?」


石「…あのな宮村、金環日食は滅多に見れないんだよ」


井「俺でも知ってるのに!」


『秀でも知ってるのにねー』


吉「私でも知ってる!」


堀「やあねー宮村ったら!」


宮「なんだぁ。俺てっきり来年もあるのかと思ったよー」


石「滅多に見れないからみんな見たいんだよ」


宮「へぇー」


堀「次に金環日食があるのは18年後で、北海道でしか見れないらしいわ」


『ほお…』





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