『ポッキーゲーム!!しよう!!!』

「なに言ってんだよ、もう3日も過ぎてんじゃねぇか」

『……何言ってるの?』

「現実逃避はやめましょう」

「黒子の言う通りなのだよ」

『き、今日は11月14日、ってことは11(ポッキー)14(いーよ)の日ってことなんだよ!』

「大分無理矢理っスね」

「あ、俺ポッキー持ってるよー」

『うわぁ!むっくんなら乗ってくれると思った!』

「っつーか、誰とやんだよ」

「男五人もいますけど…」

『女は私と桃ちゃん合わせて二人だね!』

「えぇっ!?私も!?」

『え…、駄目?』

「もちろん、いいよ!」

「いいのかよ」

『組み合わせはくじ引きにしよ、あみだとか』

「俺が作ろう」

「え、緑間っちノリノリなんてどうしたんスか」

「あれでしょ、みどちん狙ってるんでしょー」

『桃ちゃんの唇です?』

「っな!?俺はそんなことは…!」

「なー、どうでもいいからさっさと終わらせようぜ」

『残念ながら桃ちゃんの唇は私のもの…!』

「まさかのそっちっスか!じゃあ俺らいらないんじゃ!?」

「…くじが出来たのだよ。さっさと引け」

『お、じゃあ私ここね』

「これみどちんどれが何番なのかわかるんじゃないの?」

「線を書き足せばわからん」

「じゃ、俺ここな」

「私ここにするね!」

「俺はここにするっス」

「では、俺はここにするよ」

『よーし、これで全員………ちょっとまった』

「あ、え、赤司っち!?いつから!?」

「少し前だよ、黒子が何をしているのか教えてくれてね」

『……おっけ、みんな後日集まろうか』

「待て」

『ひぃっ!?』

「お前は残れ。俺と少し話しをしようか」

『え、ちょ、やだよ、私今からみんなと帰、』

「お前達は帰ってもいいよ。また明日」

「「「「「「帰りまーす」」」」」」

『ひどい!!!』

「お前はこっちへ来い」













「赤司っち、何を話したかったんスかね?」

「しらねーよ」

「部活のことじゃないんですか?」

「えー、それなら桃ちんも一緒でしょー」

「え、二人が付き合ってるからじゃないの?」

「「「「「え?」」」」」





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