『しゅ、秀…!雨だ!雷だ!』

〔え?…あ、うん、そうだね?〕

『どうしよう…!』

〔どうしようって、どういうこと?〕

『あのね、落ち着いて聞いてほしいんだけどね。私雷が大嫌いなの…!』

〔……うん?〕

『だから、っうあ!?ね、ねぇ見た!?また光ったよ!?』

〔見た、というか今布団の中で…〕

『雷落ちたらどうしよう…!』

〔もう寝ちゃえばいいんじゃないの?〕

『こんな…!雷鳴ってるのに寝れないよ!!』

〔え…、俺はどうすればいいの…〕

『だからね、あのね、秀私が寝るまで…電話切らないで欲しいの』

〔………え〕

『お願い…!雷が落ち着くまででいいの!秀の声聞いてると安心するの…!』

〔っ……わ、かった〕

『っほんとう!?秀大好き!』

〔!?〕





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