『うあー…』


「あれ、どうかしたんスか?」


『期末テストの結果が悪すぎて、さ…』


「悪いって言ってもそこまでじゃないっスよね?」


『今回は、本当に勉強してなかったから、今までで一番悪い結果になったの!』


「え、なんで勉強しなかったんスか?」


『なんか、やる気でなくって。寝てた』


「あちゃー」


『今回難しい問題ばっかりだったし、一人じゃなくて、誰かに教えてもらいながらのがよかったのかも』


「!……あ、の、」


『今度赤司くんとか、緑間くんに教えて貰おうかなー』


「え…、」


『うん?』


「あ、いや、そうっスよね、赤司っちとか緑間っちなら説明とか解りやすそうだし…」


『?…別に黄瀬くんが教えてくれてもいいんだけど?』


「え!?」


『だけど、黄瀬くん仕事忙しいかなって』


「っ全然平気っス!!」


『え、ほんとにいいの?』


「大丈夫だから、今度の日曜とか…どうっスか?」


『うん。いいよ』


「!」








(聞いて聞いて青峰っち!!俺やっと誘えたんスよ!)
(は?誘えたって、ピーーーーしよう、とでも言ったのかよ)
(……青峰っち最低っス)




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