『雪男先生ってみんなと同い年なのに、なんか離れてるよね』

「あー。確かにあいつだけ妙に大人びてんな」

『だよねー。燐と同い年に見えないもん!…ほんとに双子?』

「う、うるせーな!」

『わかった!"先生"をつけるからいけないんだ!』

「俺は雪男としか呼んでねぇけど」

『んーと、あだ名とか?考えればいいんだ』

「じゃあ、ホクロ眼鏡!」

「…何か言った?兄さん」

「え、うお!?雪男!」

『あ!先生!今先生のあだ名を考えてるんですよ!』

「僕のあだ名ですか?」

『はい!先生は呼んでほしいあだ名ありますか?』

「特には…。」

「けっ、どーせ"雪ちゃん"とかだろ!」

「なに言ってるの兄さん」

『あ!ねね、こんなのどう?"スノーマン"!』

「………」

「ぶっ!あはは!いいじゃねーか雪男!ぴったりだ!」

「………」カチャ、

『わあああ!?ごめんなさいいい!』

「うお!?ちょ、雪男やめろって!!」




prev next
back

×
- ナノ -