『ロー!チョコ作った!あげる!』

「………」

『あれ?いらなかった?』

「いや、貰ってやる」

『えへへー。ローのために作ったんだよー!はい、どーぞ!』

「ほう?」



私が渡した紙袋の中をガサガサと音をたてながら除く、ロー。なんか緊張するなぁ…!



「………おい」

『ローはお酒が好きだから、お酒をいれてみたの!』

「チョコに酒じゃねェだろ、コレ。酒の中にチョコが浮いてるだけだろ」

『……お酒入れすぎちゃった!』

「いらねェ」

『ひ、酷い…!』






(あれ?お前何ヘコんでんの?)
(だってローがぁ…!)
(っは?マジであのチョコあげたわけ?)
(…シャチも大丈夫だって言った)
(っくは!じょ、冗談だっつの!ハハハっ!)
(……シャチぃいいいい!!)
(ちょ、ストップストップ!)




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