♯
『い、いう、いう…！』
「え？何？」
『井浦ぁあああ！うわぁああん！』
「え、ちょっ…何故泣く！？」
『違うの！嫌いだからじゃないの！寧ろ愛してるんだからぁあ！』
「っは、はいィいい！？何！？なんなの！？」
『うぅ、好き、大好きなんだよう…』
「……ちょっと、照れるうえに何がなんだか」
『あのね、今日ね、井浦のね、……秀のね、誕生日っだったのに…！』
「え？あぁ、そのこと」
『大好き、秀好き、』
「お、おぉ…照れる」
『だから、ちゃんと祝いたいから、』
「……うん」
『次の休みは、暇ですか…？』
「うん。ちょー暇！」
『じゃあ、秀の家行く、から…っホントにごめんね…っ』
「あぁー、ほら。泣かないの」
『し、秀の誕生日は１番に祝ってあげたかったの、にっ』
「…ん、じゃあ、埋め合わせはちゃんとしてね？」
『うん、約束する』
「はい、約束ーっ」
『秀、大好き』
「俺も好き」
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