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『メリークリスマスイェーイ』
「…おい、いきなりどうした」
『世間はクリスマスらしいですよ黒尾クン』
「いや、まぁ、そうだろうな」
『そんな中、私は何処にいるんでしょう』
「学校の体育館で部活」
『正解。まさか高校生最後のクリスマスを部活で、しかもむさ苦しい男子と過ごすと思わなかった』
「またまたー、嬉しい癖に」
『は？』
「どうせ過ごす相手いなかったんだろ？」
『……今日はもう黒尾のサポートは無しで』
「冗談だって！間にうけんなよ」
『黒尾のそういう所嫌い』
「悪かったって」
『………』
「…俺は良かったけどな」
『何が』
「最後のクリスマス、バレー部のメンバーと過ごせて」
『それはあんたがバレー馬鹿だからでしょ』
「お前もメンバーに入ってんだけど」
『は？』
「お前と一緒で良かったって言ってんの」
『……は？』
「いやいやいや、いい加減気付けよ。俺お前の事好きなんだけど」
『は！？』
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