♯
「愛してるーの言葉ーじゃーたりないくらいに君が好きー」
『………』
なんか…は、恥ずかしい!?
ただ秀が口ずさんでるだけだけどさぁ!なんか私に向かって言われてるようで恥ずかしい。私頭大丈夫か。
『とりあえず、ストップ』
「え?」
『ちょっと、その歌は歌わないで…』
「?なんで」
もの凄く不思議そうな顔を向けられる。うん。不思議だよね。私の頭がおかしいんだよ。
『…おねがいしまーす。秀くん』
「えー…。まぁいいけど」
そう言って秀は別の歌を歌いだす。
「愛してるーのひーびーきーだけーで、強くなれーる気がしたよ」
『っ、…だから!』
なんで今日はラブソングばかりなの!?
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