♯
『ねぇ、TKOくん』
「ちょっと待って、それ俺のこと?」
『うん、たーかーお、でTKO』
「普通に高尾って言おうぜ?」
『じゃあ、高尾くん』
「なーに?」
『好き』
「………は、」
『あ、緑間くんおはよー!』
「あぁ、おはよう」
『今日は何位だったの?』
「今日は1位だったが、ラッキーアイテムにぬかりはないのだよ」
『流石だね!で、そのマスクがラッキーアイテムなんだ』
「あぁ、……で、高尾はどうして机に突っ伏しているのだよ」
『んふふ、高尾くんに聞いてみたら?』
「………なんでそんなに普通なわけ」
『高尾くん、高尾くん』
「なん、です…か……って、ちょ、近い!!」
『耳貸して』
「は?」
『今日部活終わるの待ってるから、一緒に帰ろーね』
「っ!!」
「お前達は朝から何なのだよ…」
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