(井浦)




『ポッキ○食べるひとー!』

「あ、食べるー」

「俺も食う」



今日はポッ○ーの日ということで、学校のみんなにあげることにしました。



「そいえば今日ポ○キーの日かぁ」

『そうだよ堀さん!○ッキーゲームする?』

「いや、なんでそうなるの」

「そうだよ!するとしても俺とでしょ!?」

『あ、秀!はいポッ○ー』

「あ、ありがとー!…じゃなくって!」

『あはは!秀おもしろーい』

「いくら堀さんでもなまえはあげないから!」

「いや、別に奪おうとしてないわよ」

「い、いくらみょうじさんでも堀さんはあげないから!」

「別に宮村も乗らなくていいから」



呆れている堀さんにもポッ○ーを一つプレゼントする。



「ていうか、ポッ○ーの日だからって○ッキーゲームしてるやつ見たことないよな」

「あー、確かに」

『そういえばそうだねー』

「別にやる必要ないしね」

「堀と宮村のポ○キーゲームなんて想像できねー」

「え、じゃあ、石川くん俺とする…?」

「いや、なんでそうなんだよ。堀もやめろ睨むな、やんねーから!」



みんな仲良しだなぁ、と眺めていると秀が私のところに近寄ってきて、口を開ける。食べさせろってことですか。



『はい。あーん』

「あー」



にこにこしながら頬張る秀に微笑むと、役2名に冷ややかな視線を送られた。堀さんと石川くんね。



「人目も気にせずによくやるわねー…」

「恥ずかしくねーのかよ…」

『え?なんで?2人はしないの?吉川さんと宮村くんと』



そう言うと、石川くんはなんで吉川が出てくんの!?と言い、堀さんは、絶対しないわ!と言った。そこまで気にすることじゃないと思うんだけどなぁ。キスするわけでもあるまいし。



「なまえ、もう一本!」

『はーい』

「秀は恥ずかしくないのかよ」

「え?全然?」

「…このバカップルめ」



そう言われながらも、箱が空っぽになるまで、秀に食べさせてあげていた。






♯ポ○キー、食べよ!


(今度は俺が食べさせてあげるー!)
(やったー!)

(堀、どう思う)
(そうね。とりあえず場所を変えて欲しいわ)
(堀さんポッ○ー食べる?)
((宮村…!?))




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