◆水着

遊「こんなのはどうかな?」

水着売り場にて。
白いフリルのビキニを服に上から当てる遊菜。

砂「ああ、よく似合っている」

遊「じゃあこれにしようかな。砂夜子ちゃんはどれにするの?」

砂「私は……」

何となく手元にあったビキニを見下ろし、それから白いビキニ姿の遊菜の隣に立つビキニ姿の自分を思い浮かべて。

砂「……無い。絶対無い」

遊「え? 何が?」

胸囲の格差社会

◆水着その2

砂「……私は……これでいいや」

遊「どれどれ?」

す……とスクール水着を差し出す砂夜子。遊菜の頬が引き攣る。

砂「一番地味なやつでいいんだ」

遊「待って砂夜子ちゃん、スク水はちょっと! マニア向けっていうかなんていうか、確かに似合うけども駄目だよ! もっと可愛いの探そう!」

結局水色のAラインワンピースタイプにしました。

◆旅行

砂「おおお! これが海か!」

遊「程よく賑わってていい感じだね」

ヨ「田舎の海の民宿かー。考えたなあ、十代」

十「旅館やホテルは混むし、何より学生には高い!」

ジ「yes! その通りだな。それに俺は民宿の方が味があって好きだ! ……それより、少し手伝ってくれ!」

ジムは荷物担当。主に女子の。

◆海だ!

遊「海だー! そりゃ!」

砂「ぅえ! 海水をかけるな、目にしみる!」

少し離れた所から見守るヨハンとジム。

ヨ「遊菜の水着姿……やっぱり可愛いなあ」

ジ「beautiful! 砂夜子の黒髪と水着姿は綺麗だ!」

十「お前ら顔だらしないぞ」

不審者と間違われるフラグ

◆チェックイン!

ちょっと年季の入った和室にて。

遊「おー、結構いい感じじゃん!」

ヨ「だなー」

十代「一応二部屋取ってあるけど、部屋割りどうする?」

砂「十代と遊菜、残りの3人でどうだろう(ここは二人水入らずで……)」

ヨ「そ、そうだな……(ホントは遊菜と一緒が…)

ジ「俺と砂夜子で一部屋、十代、遊菜、ヨハンで一部屋でOKだ」

遊「却下」

十代「普通は男女別なんだろうけどな」

最終的に男女で分かれました。


◆夏の夕方と言えば

遊「お邪魔します!」

スパーンと襖を開けて十代達の部屋に駆け込む遊菜。そのまま十代に飛び付く。

十「どうした!?」

遊「いや……その、砂夜子ちゃんが心霊番組見始めちゃって……飛び出してきちゃった」

ヨ(ナイス砂夜子)

十「あー……」

遊菜の背中を軽く叩きながら。

ジ「それじゃあ砂夜子は一人でTVをwatchingしてるのかい」

遊「そうだけど……ってジムまさか」

ジ「一人で見るのも寂しいだろうから、俺も一緒に見てくるよHAHAHA 」

遊「そうはさせるかあ!」

そして始まるいつもの光景。


◆おそろい

砂「遊菜と十代の瞳の色は似ているな。おそろいだ」

遊「あー、そうだね」

砂「よく似た色をている者同士、とても仲がいい。本当の家族のようだ」

遊「そうだね」

砂「……私と遊菜は似ていないな(私は、ジムやヨハンとは似た色をしているが)」

遊「そうだね……でも、私と砂夜子ちゃんはお互いを補う色を持っているんだよ」

砂「補う? つまり……」

遊「つまり、おそろいじゃなくても相性バッチリってこと!」

補色の関係!

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