どうする?砂夜子ちゃん!


「砂夜子ちゃん、私が十代以外の誰かと結婚したらどうする?」

「っ!!」


肩を揺らす砂夜子ちゃん


「…………」

「砂夜子ちゃん……?」

「う………」


ボロボロと泣きはじめる


「砂夜子ちゃん!?泣くほどなの!?」

「いや………わ、私は……心から祝福しよう……」

「心こもってないけどっ!?」



砂夜子ちゃんは耐えられないと思います



* * *



髪の毛


「遊菜、この髪の手入れは大変じゃないか?」

「うん、大変。リンスめちゃくちゃ消費するし」

「切ろうとは思わないのか?」

「小さい頃は短かったんだけど、『こけし』って言われたから腹立って、すげぇ伸ばしてやろうとやけになったらこうなった」

「やけになったのか………」

「うん」



結構しょうもない理由



* * *



砂夜子ちゃんの調査



「遊菜はEだろう!」

「え!?何が!?」

「アレが!!」

「濁すなよ!」

「胸が!!」

「結局はっきり言うんかい!」

「Eだ!」

「え?Eに見えるの?」

「え?」

「え?」

「…………」

「………どうしたの?」

「………まさか、それ以上だったなんて………」


遊菜ちゃんから離れ、十代の下へ


「十代、遊菜の胸はEじゃないのか?」

「おい、なんで俺に聞くんだよ」

「知らないのか……?」

「な………!! …………Eじゃない……」

「やはり知っていたな?」

「だって!洗濯物を畳んでる時に見ちまったんだよ!」

「不潔」

「おい!」



十代なら知ってるよ


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