□きみが答えてくれるすべて






好きだよ。



そう伝えれば、うん、俺も好きだよ、と微笑んで。



愛してる。



ってキスをすれば、キスの合間合間に俺も、愛してる、と紡ぐ。



手の甲に掌を重ねれば、ひっくり返して指を絡ませて。



腰を抱き肩口に額を押し付ければ、宥めるように頭を撫でて甘やかし。



身体を重ねれば、体温を共有するように肌をぴっとりとくっつけて何度も俺の名前を呼ぶ。



黄瀬はそうやって俺の愛に答える。



今だって、俺が結婚はできないけど形だけ、と左手の薬指に指輪を通せば、透き通るような白い頬をほのかに赤く染め、うれしい、ありがとう、と涙を流す。



青峰っち、好き、好きっス。大好き。愛してる。



その言葉さえ欲しくって、食べるように口づけて愛の言葉を飲み込んだ。



(20130220)




------
書いてる本人が一番よくわからない文章になってしまいました…

return|home


人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -