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「俺、そこの会社知ってますよ」


大学すぐ横の自分のマンションの窓から、いつも見えている。

瑞希さんは営業マンで、お客さん都合により、休日ではあったが会社に寄っていたとの事。

その帰り、何気なくあの公園を通りすがったのだ、と。

空腹が満たされて幸せに上がっていた気分が、思い出してまたどんより重くなってしまう。

けれど俺は、瑞希さんに彼女との関係を話し始めた。

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