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「…」


唐突に名乗った俺の顔を見ると彼は、一瞬の間をおいて…


「そっかー!そう言えば自己紹介もしてなかったね!!」


そうなんです。


「ヤダもぉ僕バカ」


言いながら、両手を顔に充て前屈みになり、慌ただしく足踏みしながら全身を震わせる。


「あははやばーいだめぇ〜」


どうもツボに入った模様で笑いが止まらないらしい。

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