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決してご飯に釣られた訳ではないが、咄嗟にどう返せば良いのか気のきいた言葉も出て来なくて、はあ、とか何とか言ってしまえば返事のつもりはなかったのだが了承と捉えられ、現在に至る。

駅迄の道のりはまるで子供が、自分の秘密基地でも見て欲しくて案内する様な勢いで、手を引いて来られた。

しかしそれが嫌だったとかそんな事もなく。

何と言うか興味と言うか…


いや、

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