58


どれくらい泣いていたのだろうか。

彼はずっと、背中を擦り続けてくれていた。

散々泣いた俺は、

段々我に返ると、

頭はスッキリしていて、

先程まで自分自身の大半を占めて居た悲しみだとかは身を潜め、羞恥心が表立って来る。

- 58 -


[*前] | [次#]
ページ:




人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -