53


「優しそうで、傍に居れば安心出来る感じがするよ」


本当に、何て綺麗な人なんだろうか。

向けられた賛辞と笑顔に、正直、鼓動が高鳴った。

『優しそう』…だなんて、褒める所のない相手に言うお世辞の常套句みたいなもんだとか普段なら思うであろう俺も、本当に素直に嬉しいと受け取れてしまうのは…

この人の持つ、真っ直ぐで厭味のない独特な雰囲気の為せる業だろうか。

- 53 -


[*前] | [次#]
ページ:




「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -