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「俺が格好いいとかは…ないですよ…

メタボのデブだし」


我ながら虚しい事を。

己れの出っ張った腹と二重顎を触りながら俯いた。

褒められた言葉の意味を、気持ちでは素直に受け止められても、照れ隠しと要らない卑下から、折角の好意を台無しにする。


「僕的には逞しくて良いと思うんだけど」


マジか。

物は言い様である。

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