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…え?

誰も居ないと思っていた中、ふいに掛けられた言葉に焦って振り向く。


「立ち聞きするつもりなかったんだけど…」


そこには、黒髪の、サラリーマン風のスーツの男が一人。


「全部聞いてしまいました」


何が起こっているのか、もうキャパシティを超えていて脳内処理が追い付かない俺に、スーツの男は言葉を続ける。


「僕もね、」

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