@


長次・・・組頭
小平太・・・小頭
男夢主・・・忍者隊の平忍者

関係性としては
長次→←←←小平太←男夢主

夢主視点で吐き捨てます。
吐き捨てなので文章とかあんま練らない。1話につき20分ぐらいでサクサク書いてきます。だからところどころ文脈おかしかったら笑って下さひ。




今まで貧弱だったツキヨタケ城がここ最近、勢力を伸ばし続けているらしい。
噂によれば、ツキヨタケ城は今まで忍者隊を持っていなかったのだが、つい最近、新しく忍者隊を設立したようなのだ。なんでもその忍者隊がめっぽう強くて、志願者が絶えないのだとか。

かくいう僕もその一人。

噂に名高い出来立てホヤホヤの忍者隊に憧れ、腕の立つ群衆の一人になりたくて、必死に忍者の鍛錬を積んで志願した。

だから合格した時は諸手を上げて喜んだ。



いざ初出勤の日を迎えたら、僕以外にも何人かの新入隊員がいて、先輩方が笑顔で受け入れてくれた。
ちょっと意外。腕利き忍者の集まりと聞いていたから、もっとピリピリした現場なのかと思ってた。これならうまくやっていけそう。

挨拶の儀の最中。
一列に並んだ僕達新入隊員の前へ、先輩方の後方からぬっと踏み出てくる一人の男性。背の高い、強面の人。
「組頭!」と、先輩方が声を張る。
びっくりした。この人、組頭なんだ。想像していたよりずいぶん若い。確かに威厳があって少し恐いけれど。
慌てて新入隊員みんなで膝をついた。
「これから…よろしく頼む…」
頭上から降ってきた声は、どうしてか凄く小声だった。



先輩方に城を案内してもらう。
道中、組頭という人物についていろいろ教えてもらった。
組頭の名前は、中在家長次。無口で小声で無愛想なのが玉にきずだけれど、いつも冷静で知識も豊富な立派な組頭だそうだ。部下思いでみんなから慕われている、とも。
「そういえば、うちの隊には小頭はいないんですか?」
ふと、僕の隣を歩いていた新入隊員が先輩方に問う。

質問されたほんの一瞬、先輩方の顔から笑顔が消えた、気がした。

「いるよ。そのうちすぐ会うさ」
先輩方は小頭について、それ以上の情報を何もくれなかった。



prev | next

back

×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -