ノンスピード日常ガール! | ナノ






いっこ!




 私は鉢屋君が好きだ。
もうこれ以上に無いくらい好きだ。どれくらいかって言うともう毎日彼をビデオカメラに収めるほどである。


「うっわああああああ鉢屋君かっわいいいいいいいい!!!!」
「うるっせえええ!」
「あら竹谷くん。こんにちは。いやぁ恋してる鉢屋君が可愛すぎてちょっと…。」
「知ってるよ。お前が学校公認の鉢屋ストーカーってことは嫌ってほど分かっとるわ。」
「やあだあああ竹谷君ったらお上手なんだから!!!!」
「今の発言の何処にお上手な要素があったんだよ!」

「苗字さんの三郎好きっぷりも随分広まったよねぇ。」

不破君が柔らかくいう。
不破君は鉢屋君とそっくりな鉢屋君の親友で、っていうかそれ以前に鉢屋君のいとこだ。
似ているが中身は別物。不破君は優しくて誰からも評判が良い。まっ鉢屋君も評判はかなりいいから、二人ともうちの2年の看板男子として有名だ。


「なんで三郎にそこまでするかが分からない。」
「えええ。だって見てよ久々知くん。あの一匹狼だった、君達以外には絶対心を許さないような彼があの坂本さんにでれっでれ!初めての恋!!少しチャラ系の鉢屋君が清楚系で良い子な坂本さんに恋!!うっわああああああ鉢屋君可愛いいいなあああ!!ああああ坂本さんとお友達になりたい…。」
「苗字気持ち悪い。」
「豆腐に愛を誓ってる久々知君にだけは言われたくない言葉だね。」
「おい苗字豆腐を馬鹿にしてんな。」

「兵助は突っ込むトコそこなんだな…。」








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