ノンスピード日常ガール! | ナノ






はっこ!







「あれ、今日は苗字さんいないの?」
「そういや昼休みに苗字がここに来ないなんて珍しいな。なに、槍でも降んの?」

「いや、名前ちゃん文化祭実行委員だから。仕事あるっぽいよ。ほら、今日朝俺らが連れていったじゃん。」

「え!?苗字って文化祭実行委員なのか!?」
「え、むしろ知らないの?」

「ちなみに苗字、2年責任者だぞ。」


「えええええええ!!」


「いや、名前ちゃんだからね。そりゃあ選ばれもするでしょ。」
「え、何苗字ってそんなすごい奴なの…?」
「えー?なにハチ達今さら言ってんの?名前ちゃん頭もいいでしょ。知らない?」
「い、いやそれはまあ知ってるけど…よく教えてもらってるし。(今日の朝とか)」
「でも、今日言ってたけど、兵助ほどじゃないんでしょ?」
「ん。まあ一応。」
「でも名前ちゃん特進科じゃあ、いっつも学年5位以内には入るよ。」


「え、えええええええええええ!?」


「全国模試だって兵助と並ぶくらいだもん。」
「うっそマジかよ…」
「えー、ほんとに知らなかったんだ、意外。まあ名前ちゃん学校公認ストーカーの方で随分有名だからなあ。」
「それにしたってストーカーの名に隠れすぎだろ。」
「まあ、そんなもんだろうな、有名になる奴なんて。大体イケメンか天才か変人ぐらいだろ。」
「全部三郎だね。」
「そうか?」
「褒めてるのか貶してるのか微妙なところをつくなあ雷蔵。」
「流石雷蔵。」
「気づけ三郎。今お前が言うべき台詞はそれじゃない。」













[9/11]


prev next







人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -