マネージャーとアイス2
体育館につくと練習は始まっていた。
私は同じマネージャーであるさつきを探して一緒に仕事を手伝うことにした。
桃井「夏は暑いからタオルの消費量がハンパないの。」
『すごい量だ…』
そこにはタオルとジャージなどが山積みになっていた。
まだこれは少ないほうなんだって。
今日は1軍と2軍しかいないけど、普段は3軍4軍がいるからこれの倍はあるらしい。
これをいつもさつきがやっているのか…すごすぎる。
桃井「ユアはこれを洗濯機で回して、外に干してきてほしいの。」
『これだけでいいの?私他にもやるよ?』
桃井「いいの!それに結構これキツイのよ?」
『じゃあ、頑張るっ!さつきも頑張ってね』
私達はそれぞれ別の作業をすることになった。
さつきはドリンク作りとかスコアをつけたりとか。
私は洗濯だけ。
実は涼太君と大輝君にはドリンクだけは作ってくれ!と頼まれていたのだがさつきが譲ってはくれなかったので諦めることに。
理由はよくわからないけど…
『洗濯大変だなぁ…家事とかやったことないし…腰痛い』
紫原「大変そうだねぇー」
『敦君?』
紫原「んー、(もぐもぐ」
『サボリはダメだよ。征十郎に言うよ?』
紫原「サボリしゃないよ。休憩だもん。」
『ひゃっ!??』
お菓子(まいう棒)を口にくわえたまま後ろから抱きしめられた。
私今洗濯中だし腰が痛いんだけど・・・
それよりも恥ずかしいっ!!
『やっ///離してっ!?恥ずかしっ』
紫原「照れてるユアちんかわいい〜」
『ひゃんっ!?ひゃなひへ〜!!』
紫原「ほっぺふにふに〜」
敦君は私のほっぺを抓んでひっぱる。
ふにふにと顔をもみくちゃにされたりまた抱きつかれたり。
いつの間にか抵抗をなくしてると
赤司「二人でサボリとは…いい度胸だね。」
『征十郎っ!?』
紫原「赤ちーんサボリじゃなくて休憩だよー」
赤司「そんな事はどうでもいい。敦は練習3倍だ。」
紫原「え〜」
赤司「早く逝け(ニッコリ」
そのあとぶつぶつとなんか言いながらも敦君は皆のいる方へと走っていった。
赤司はと言うと、ずっと私の方を見ている。
『征十郎…?』
赤司「なんだい?ユアは早く自分のやるべきことをしたらどうだい?」
『あ、うん』
私は征十郎に見られながらも大量のタオルを干していく。
残り数枚となったときにずっと無言だった征十郎が口を開いた。
赤司「ユアは無防備すぎるよ。」
『?』
赤司「男と二人きりなのに、」
そういって私を抱きしめる
『や、恥ずかしって!!』
赤司「でもさっきは抵抗してなかった」
『あれはっ、紫原君がでかすぎるから抵抗しても無駄だったの!!』
赤司「じゃあ、僕もあんな風に大きかったら…」
『へ?』
赤司「…なんでもない。早く済まして桃井を手伝え」
最後に頑張れと小さくつぶやいて征十郎は行ってしまった。
2013.0507微修正
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