SOMYと長会議



こんにちはー、がわこです。
実は文化委員長の塩宮がわこです。

なんか生徒会から収集がありまして。
生徒会委員、学級委員長、各委員会の委員長、部長の集まる会議をやることに。
伝えられたのは朝のSHRで、担任から。
まぁ、焦るよね。


ってことで会議なう。


ウチらが使う会議室とはまた違う場所。
多分、初めて入ったかもしれない。
3年間も通っているっていうのに、初めてかも。

全てのトップが集まる会議。
委員長や部長が集まることから“長会議”と呼ばれてる。
年に1回はやるこの会議は生徒会の収集の声で集まる。
日程は決まってないし、回数も決まらない。
強制参加の会議。
体調不良なら代理がでるけど。


悠「あ、あっちの席空いてる」
紅夜「眠い、ありえんぐらい眠い」
がわこ「ポテチあるお」
夢汰「ダメでしょ」


役員は生徒会から役員と生徒の名前が書かれた表札を貰って机に置く。
ウチなら、『文化委員,塩宮がわこ』ってね。
今回は人数が多いから初対面もいる。
まぁ、殆どが同級生だけど。
何の役員か知らない人でもわかるようにされている。
ウチなんて特に興味ないから他の委員会なんて知らない。

この会議には学級委員長と吹奏楽部部長のかーさん。
吹奏楽としてかーさんがいるから、学級委員長の代理に夢汰。
放送委員長として悠ちゃんもいる。

席は自由みたいだから4人で並んで座る。
座ったあと、かーさんは机に伏せて、悠ちゃんと夢汰は下を向いた謎。
ちょ、会議なんだけど。


清水「只今より、長会議を始めさせていただきます」


前に立ち、議長として会議を進める清水さんは相変わらず姿勢がいい。
黒板近くでは書記の渋谷くんが立つ。
清水さんは自己紹介をして、渋谷くんの紹介もする。
相変わらず2人は真面目な雰囲気だよね。

2人の立つ後ろには他の生徒会の方々。
ニヤニヤしてる会長とにこにこ笑う桐城さん。


清水「雛志さん、良いでしょうか」
悠「え、全然いいよー」


ウチが生徒会を見ていたら急に。
何で悠ちゃんに声がかけられたんだろうって見たらね。
手にPSP持ってたよこの人!
スッてポケットにしまってるけど、バレてたんだよ!
下を向いてたのはコレか!


清水「まず、今回の会議の内容を説明させていただきます。長門さん、いいですか?」
夢汰「おっけー」


え、今度は何で夢汰が・・・って見ればね。
携帯を弄ってたんだよッ!
お前も下を向いて何をしてたんだよッ!
私にポテチダメって言ってたじゃん!


清水「今回の会議は今月行う体育祭についてです」


清水さんが言うよりも早く渋谷くんが黒板に書いていく。
え、ぶっちゃけ私関係無い。
だって文化委員だもの!
多分、SOMYで一番関係あるのは悠ちゃん
放送委員だから体育祭で使うことは多くなると思う。


桐城「文化系の部活や委員会の方も関係ないとか思わないようにね」


心を・・・、読まれた?!
桐城さんを見れば目があったんだけど!
絶対読んだよねこの人!
できそうな感じするもんね!

そんなんを思いながらだよ。
欠伸を堪えて早く会議が終わるのを願ってる。


清水「会長、進めてしまって大丈夫でしょうか?」
橋本「ん?」
桐城「いいよ」
橋本「え、え?」
清水「かしこまりました」


会長が、俺は?俺は?って桐城さんと清水さんを交互に見る。
え、まさかの会長の返事を聞かないで進め始めるという。
桐城さん信者がッ!
きっと桐城さんを中心に動いてるに違いない。
渋谷くんなんて黒板の前でうんうんって頷いてる。
慣れているに違いない。


清水「では体育委員長・・・」


清水さんが話してると中で「はいはーい」って聞き覚えのある声が聞こえて。
体育委員長さんを見てみればだよ


 が る さ ん だ !


転校生のがるさんが体育委員長ってどういうこと。
え、え、転校生だよ?
がるさんが学校に転校してくる前には委員会の集まりあったハズよ?


桐城「あれ、あなたが体育委員長?」
牙瑠「なんか委員会入ったら委員長なったん、ね!がわさん!ワシ委員長やで!」
がわこ「はいはい、ヨカッタネー」
牙瑠「がわさんの愛が痛いッ!」
悠「私あの人知ってるー!」
紅夜「見ちゃいけませんッ!」
夢汰「あれ、母さん起きてる」
橋本「お前ら、会議中だからな」


会長が静かにしろよっと言ってきて会議なのを思い出す。
がるさんが絡んできたからつい返事をしてしまった。
そうだ、会議中だよ!
後ろで笑ってる声が聞こえたから見てみれば大崎がいた。
あ、出版っすね。
おつおつー。


清水「今年の体育祭ですが、どうしますか?」
牙瑠「ん?ワシが決めてええの?」
橋本「まぁ、生徒が主体だからな。ある程度は」
牙瑠「えーっとね、じゃーね」


悩んだ様子を見せた後
あ!って何かが閃いたらしい


牙瑠「隠れんぼがええな!」


ちょっと、よくわからない













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