紅夜「暑い」
夢汰「暑いんだけど!」
悠「暑いねぇ」
がわこ「暑い・・・」
只今、雛志悠含め
SOMY4人で暑い暑いと言いながら登校中。
SOMYレンジャーの学校も夏休み入りました。
部活に入っていると夏休みも学校に行かなければならないから少し面倒。
いや、そんな、部活が面倒じゃなくてね。
うん、部活は楽しいよ。
でも暑いんだわ。
がわこ「暑い暑い暑い」
紅夜「暑いって言うから暑いんだよ」
悠「暑い暑い暑い暑い暑い」
夢汰「うるさい・・・!」
紅夜「暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い」
がわこ「かーさんが1番言ってんじゃん!」
紅夜「だってだって暑いんだもん」
私らの通う高校の制服はワイシャツってね。
水色だから汗が滲むとハッキリと見えてしまうんです!
これ超困るんだわ。
Tシャツを着るかベストを着るのが多いね。
つまり暑いんだよ!
悠「隊長、バスで行こうよ」
紅夜「イレブン行きたい」
がわこ「そうだ、アイスを買おう」
悠「アイスだ!アイス!」
夢汰「さっきバスって言ってなかった?」
悠「幻聴だよ」
がわこ「暑いもんね、幻聴の1つや2つ聞こえるよ」
夢汰「聞こえたら怖いけどね」
とにかく暑いからね。
幻聴だって聴こえてくるさ。
がわこ「あ、がるさんからメールが」
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[Date]07/23 07:30
[FROM]がるさん
[Sud]愛するがわさんへ
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熱中症なってない?
大丈夫?
がるちゃんはいつも心配です。
だから会いに行きます
ps,宿題みせてほしいな☆
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がわこ「ウチが宿題やってると思ってんのかッ!」
紅夜「え」
夢汰「塩宮、もっと暑くなるよ」
悠「アイス行こう、アイス」
がわが携帯を地面に投げつけたいのを堪えてる。
一体何がなんだかわからんけど!
学校に行くまでの山を越える前にイレブンにアイスでアイスを買うことが決定。
イレブンに行くまでも暑い暑い。
もう暑いしか喋れないんじゃないか。
夢汰「母さんが日陰探してるw」
がわこ「日陰ばっか歩くから迷子になるんだよ」
紅夜「そんなことない」
暑いからと日陰を歩く隊長の後ろを1列に歩く。
私だって日陰がいい。
1列に歩くとシュールだけどね。
シュールな姿を車で通る人らに見られる。
何見てんのよッ!
見せもんじゃないのよッ!
「いらっしゃいませー」
定員の言葉をスルーして迷わずアイスのところへ。
アイスだ!
アイスがある!
アイスの売り場では優柔不断が出る人とすぐに決める人に分かれる。
悠「ガリガリ君もいいよねぇ」
がわこ「スイカバーも・・・」
紅夜「私パピコー」
夢汰「サラダー」
悠「ギリィッ」
がわこ「ぐぎぎぎぎ」
決まらない私とがさの優柔不断組。
私らを置いて夢汰はレジに商品を持っていく。
ってか何でサラダ。
アイスじゃないんだけど、サラダ。
「ご一緒にから揚げはどうですか?」
夢汰「結構です」
あまりにキッパリ断ったかたつい夢汰の方を向く。
定員がかわいそうだなぁ。
鞄を覗き込み財布を探す夢汰は定員すら見てなかった。
おうふっ。
あまりにもバッサリだったからか、近くにいた隊長が笑ってた。
「でも美味しいですよ?どうですか?」
夢汰「結構です」
「本当に?」
夢汰「はい」
「買いなさいよ」
夢汰「・・・え?」
え、まさかのお言葉。
私もビックリして定員を見ればにっこり笑顔。
この笑顔を私は知っている。
素晴らしい笑顔、笑顔なんだけど威圧を感じるこの人。
桐城海月こと、みーちやんだ!
夢汰「み、海月・・・ちゃん」
桐城「から揚げ、いるでしょ?」
夢汰「・・・・・・」
疑問形だけど選択肢がない。
夢汰がどうしようかと考えていると、チーズを持った隊長がレジに行く。
なぜ裂けるチーズ。
紅夜「うわ、海月さんだ」
隊長、気づいてなかったんか。
苦手とするみーちゃんに顔を強張らせる。
そんな隊長にもにこっと笑顔。
参月さんだと聞き、ひょこっとがわも顔を覗かせた。
軽い挨拶をするとまたにこっと笑う。
おぉ、歪みない。
桐城「うわって失礼ね」
紅夜「そんなことないよ、うわって私の国では尊敬語だよ」
桐城「嘘はいいから、から揚げ買いなさいよ」
紅夜「(うげっ)」
悠「みーちゃん!がわが買うって!」
海月「あらそう」
がわこ「ちょ、なんで?!」
悠「がわ、唐揚げ好き?」
がわこ「今聞くか!」
紅夜「すげぇ、今更確認してる」
夢汰「よかった、こっちに居て」
海月「じゃあ、680円になりまーす」
夢汰「はーい」
さっさと会計を済ませる。
みーちゃんが夢汰の接客をしているうちに隊長が隣のレジへ逃げてた。
桐城「がわこ〜、まだ?」
がわこ「まだああああ」
桐城「ポケモンの1番クジやらせてあげるから」
がわこ「マジか!」
これをなんと言いますか?
単純、です。