SOMYと生徒会3



はい、どーも。
今すんげぇ緊張してる大崎淳平っす。

今日呼び出された俺。
場所は生徒会会議をする会議室。
内容はもちろん生徒会会議。
生徒会役員が集められたのはもちろんだが、今回は何人かの出版委員も集められた。



議題は何日かにかけて行ったSOMYレンジャーのレポートについて。



それぞれの手元には紙。
まとめられたレポートのコピーが配られていた。


清水「これより、質問を挙手にて受け付けます」


議長、清水理沙が言うと数人の手が上がる。
清水はこちらからっと生徒会役員に指示を出した。


「コイツらの行動に間違いは?」


レポートを行った人を見れば間違えるわけが無い。
だって情報好きの俺と真面目な2人。
あまりにも異常な行動が載ってるので疑いが出たんだろう。

意味の解らない文庫本ピラミッド。
遅刻者の授業中のご飯。
確信犯の様なスパイク。
偶然か必然かの上履き。


清水「いえ、全てあってます。実際の行動です」


清水が言うと質問した生徒会が「そうか・・・」と書類に目と通し続ける。



「なぁ」



一言で小声で喋っていた人もすべての人が黙った。
生徒会会長の一言で。


「お前ら、バレたんだな?」


笑顔の会長からは威圧。
笑っているが笑っていない。

他の人達も会長の威圧への恐怖から冷や汗をかいている。

会長かフンッと鼻で笑う。


渋谷「申し訳ございません・・・」


調査に慣れている勇人と清水。
この2人がバレたのか珍しい。
生徒会では滅多に無い2人のミス。


「バレた心当たりはあんのか?」


渋谷「いえ、塩宮さんは授業中に自分の方を一切見てません。見たとしても変装してましたので心当たりはありません」


勇人の変装。
これは学校で有名になっている。
小さい頃からやっていた変装は本人がバラすまで変装中はなかなか見破ることが出来ない。
俺はたまーに解るんだけど。


清水「長門さんは授業始めに目が合ったぐらいです。後々コッチを向いたかと思ったら私を指して“授業中に観察されてる”って言ってきました。私はバレるような事をしていないかと」


自習だったから何してようが自由なので尚更レポートがバレにくい環境だった。
それなのに指を指して長門は言ってきたらしい。


渋谷「大月さんは、自分に向かって飛んできたスパイクについて「お互い様」っと言ってきました。レポートのことも言ってきました」


あのバレー試合を見ていたのは勇人だけじゃない。
注目を集めていたのでほかにも見ている人は居た。


大崎「雛志は“お茶目”っと言ってましたが上履きを俺にブッ飛ばしてきました」


雛志の行動は確信犯なのかどうか1番解らないところ。
だいたいお茶目って言っている。


「攻撃くらってんのか」
大崎「マジ痛かった、泣いたわ」
「おまえっ、背中から血が・・・!」
大崎「うわあぁっ!マジだ!!」

清水「続けますよ」


ちょっとふざけたら清水に睨まれた。
おぉ怖い。


「おい、渋谷」
渋谷「はい」
「それは何だ?」
渋谷「それ・・・?」


勇人の方をを会長が指した。
椅子を見ると何か小さな機械が落ちていた。


清水「・・・それは、盗聴器かと」


無駄に機械について詳しい清水が手に取って見る。
盗聴器と思われる物を会長に渡すと握力で握り潰した。



「うわ、凄い」

「あー、それ高かったんに」

「隊長、あれ校長の金だよ」

「頑張って付けたのになぁ」


会議室内。

生徒会メンバーから聞き慣れない声。
だけど俺には毎日の様に聞く声だった。


「そこは他の奴の席だ」


部屋の電気が点と2年生の向かいの席に普通に座っているSOMYレンジャーがいた。


悠「え、電気点けるの?」
がわこ「その人達なら校長と何かしてるよ」


どうやら嘘の情報を教えたのががわさんの様だ。


夢汰「さっき廊下走ってたよ」
紅夜「生徒会が走るなんて駄目だなあ」


雛志が電気少し消してっと指示。
その指示に何故か従うのも不思議な生徒会役員。


清水「何のご用ですか?只今会議中ですよ」
紅夜「冷たいなぁ清水さん」


相分からずっとその後に言う。
学級委員長の姐さんは少しだけ関わりがあるらしい。

姐さんがケラケラ笑いながら椅子でクルクル回る。
回る姐さんの椅子を横からがわさんが蹴る。


がわこ「いやいや、だってねぇ?」
悠「生徒会様に監視されるだなんて聞いてませんよ。アイスもいただいてませんよ」
夢汰「もうビックリだから」
紅夜「ってか私、許可してねぇよ」













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