SOMYと会議室



悠「第1回!SOMYレンジャーラ、ンランルー会議!」


はい、こんにちは。
今日も眠くて頭の回らない大月紅夜です。


司会席にいる雛志が言った某ファーストフードチェーン店。
マスコットピエロが言った嬉しくなるとついやっちゃう呪文が取り込まれた会議名。

それを聞いて「そうか、今日の会議はランランルーが議題なのか」っと言えるレベルのものではない。
知らんわ。
普通に何言ってんのコイツってレベルだわ。

はいっ!と隣で夢汰が真っ直ぐに手を上げる。
無駄な真っ直ぐさに飛び蹴りしたくなる。


夢汰「会議名で何やるのか解らないです」
悠「ランランルーだよ!」
夢汰「何の会議?」
悠「ランランルー」

がわこ「ちょ、かーさん」
紅夜「何すかがわさん」
がわこ「何の会議?」
紅夜「知らん。雛志、何の会議?」
悠「らんらんるー」
紅夜「だって」
がわこ「おま」


それで良いんですかっと夢汰に言われるが良いわけがないけど。
とりあえず解ったことはこの会議を知らない。
それは明確だった。


夢汰「真面目にやろうよ」
紅夜「ほらー、言われてるぞ」
がわこ「ほらー、夢汰さんが言ってるよ」
悠「ランルー会議でしょ?」
がわこ「知らないよッ!」


今更ながら場所は何処かの会議室。
大きなスクリーンがあったりホワイトボードがあったり。
会議がしやすく出来ていて結構設備良い。
SOMYを高く評価する校長が作ったものだ。


紅夜「・・・んじゃ、真面目にやるか」


このままだと何も進まないし。
そう言って立ち上がって私はそしてそのまま司会席へ。
司会席から降りた雛志とすれ違う。


がわこ「・・・え。かーさん知ってたの?」
悠「寧ろ私はランランルー以外知らなかったわ」
夢汰「1番知ってる様だったのに」

紅夜「ほら、私長女だし」
悠「私末っ子だから」


え、関係無いっと表情と言葉にでるがわさん。
私も知らないうちに長女と末っ子による妙な同盟が結ばれていた。
そもそも私はランランルー会議なんて知らないよ。


紅夜「君らに集まってもらったのは他でもない」
がわこ「え、どれ?」
夢汰「オレ何も聞いてない」
悠「隊長、何やるんですかー」


司令官らしくしようと!
戦隊ヒーローらしくしようとのに!
私の台詞は見事にぐっだぐだになった。
何故こんな時にノリが悪いんだ!
言ってみたかっただけだろうに。


紅夜「・・・今後のSOMYレンジャーの活動について話し合おう」


話し合おうっという言葉にふざけていたメンバーの顔つきが変わる。
オーラは真剣に。
顔は無駄にキリッとさせてふざけている。


がわこ「…会議をしようか」


紅夜「って事で今回は、」


がわこ「………orz」

悠「アヒャヒャヒャッ!」


紅夜「君らに集まってもらった、OK?」


悠「………orz」

夢汰「はい!」
紅夜「はい夢汰」
夢汰「母さんのスルースキルで怪我人が出てます」
紅夜「愛故にだから無視」


なんて冷たいんだ!っと怪我人が机を叩きながら訴えられる。
いちいちツッコミをしてると話が進まないんだけど。


紅夜「何と、この会議室は校長に作らs…、作っていただきました」


大きなスクリーン。
1人1人の机には文字が書けて書いた文字がスクリーンに自動的に出るという専用のタブレットとペンという便利なものがあった。


悠「校長!」
夢汰「無駄なお金を・・・」
がわこ「校長パシリになってる」
夢汰「それ言っちゃ駄目だからね」


何これ面白そうっとヒュンヒュンする雛志。
その隣ではがわさんが黙々とタブレットに落書きを励んでいた。


紅夜「案があったら挙手」
悠「はい」
紅夜「はい、雛志」
悠「何の案ですか」
紅夜「がわさん!何の案ッ!」
がわこ「ピヨ彦」
紅夜「はい違います」
夢汰「そもそも何の案だか言ってないよね!」
悠「ほらね!」
紅夜「うん言ってないわ」
がわこ「なら解るか!」
夢汰「ピヨ彦って当てる気もないでしょ」
がわこ「無い」


当たり前だっとキメ顔をしてきた。


紅夜「SOMYがするべき事の案ね」
夢汰「はーい!」


夢汰が挙手をした。
こちらで夢汰の画面を選ぶと、小さく映し出されていたものがスクリーンに大きく映る。



《とりあえず仕事しようよ》



悠「確かに」
がわこ「ウチが言ってるじゃん」
紅夜「却下」
夢汰「戦隊ヒーローなのになぁ」


次にがわさんが手を上げた。
スクリーンにがわこの時が大きく映る。



《校長倒してHapqy End^p^》



悠「おぉー!」
夢汰「校長何だと思っているの」
紅夜「あんな良いパシリ倒しちゃいけません」
がわこ「いい案だと思ったのになぁ」


端っこに色々と落書きが見えるけどがわさんだからしょうがない。
相変わらず無駄な才能を使ってる落書き。


次に雛志の文字がスクリーンに映る。



《ペットを飼いましょう》



紅夜「何故」
がわこ「どうしてそうなった」
夢汰「何飼うのさ」

悠「ジャジャーンッ!」









がわこ「うわぁ」
紅夜「却下ッ!」
夢汰「何これ・・・!」

悠「ピクソニーだよ!!クマのプ○さんのピグ○ット科。ナスとレーズンが嫌いです」


良くわからない奴だとは思っていたが、ここまでとは。
とりあえず滅べ











bkm
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