おたんじょうび。
自宅に澤井を招いたものの、誕生祝いのワインで酔い潰れて寝てしまった佐久間隊長と、そんな佐久間隊長を腕に抱いたまま悶々と眠れずに過ごす澤井。
「あーあ、人の気も知らないで幸せそうに寝て」
「…んー」
「ちょ、そんなにくっついたら…！」
「んん……？」
「まったく。俺の理性に感謝しろよ、隊長」
「ん…さわいー…」
「やばい……勃つ」
「……」
「キスくらいなら、してもいいよな」
「む…起きてるときにしろ、…ばかやろー…」
「アンタ本当に寝てるのかよ！？」
警備員お尻ペンペン話の夜脱コンビ。
澤井にとって何より嬉しい最高のプレゼントは、酔い潰れて珍しく素直に甘える佐久間隊長の幸せそうな寝顔なのでした。
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