禁句。
最近疲れ気味の柚木のために、栄養たっぷりの夕飯を用意した北山。
「わ、すごい…！何だかいつも以上のご馳走ですね」
「しっかり食ってスタミナをつけろ。お前は細過ぎだ」
「俺のために…ありがとうございます！美味しそうだなあ、とろろ芋にうなぎの蒲焼き、ニンニクの醤油漬…何だか元気が出そうな物尽くしですね」
「精のつくモンを揃えたからな」
「これ以上精がついたら、北山さんがものすごいエロオヤジになっちゃいそう」
「……」
「…はっ！あの、違うんです。エロオヤジって、そういう意味じゃなくてっ」
「そうだな、ただでさえオヤジなのに更にエロオヤジか」
「俺は北山さんをオヤジだなんて思っていませんってば！」
「今夜は覚悟しろよ、坊主」
「ええーっ」
実際、滋養強壮の夕ご飯が効いたのかいつも以上に激しいエロオヤジ北山に散々泣かされた柚木なのでした。
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