第二弾。
新年の挨拶で得意先を回る外池コンビ。
「残りは…俺の担当が二社と池さんのトコが一社か」
「カレスエステートには二人で行けばいいな」
「安藤さんも久しぶりだよなー」
「俺は小杉係長に会うのが怖いよ」
「え、小杉さん？何で？」
「去年合同でモデルルームのイベントを企画した時、粗品の『お出かけ大好き！にゃんこすぎランチボックス』を配るためににゃんこすぎの被り物をしてもらっただろうが」
「あー、あれか！意外に似合っててビビったよな」
「営業に徹して笑顔を振り撒きながらも、目だけは全然笑ってなかったぞ。相当怒ってるだろう、あれは」
「…怒らせると怖そうなタイプだよな」
「今年も企画第二弾があるってコトは外さんの口から伝えてくれよ」
「怖えから無理！池さんが言えばいいだろ」
「いや、こういうのは先輩が仕切るべきだろう」
「こんな時だけ後輩ぶるなよ！」
結局小杉は不在で、安藤課長の口から今年も被り物企画がある旨を伝えてもらったのでした。
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